こんにちは、ぽっぽ通信です☆
今回は年長さんでお世話をしているアゲハの幼虫について
お届けしたいと思います。
お友だちのお家からアゲハの幼虫をもらった年長さん。
各クラス毎に虫カゴを置いてお世話をすることになりました。
登園すると、虫カゴを覗き込んで「葉っぱがなくなってる!」
「黒かったのに、緑になってる!」と
小さな変化に気づいて友だち同士で教え合う姿が見られました。
クラスにアゲハの図鑑を置くと子どもたちは興味津々。
「今はここだよ!だって模様が同じじゃん!」「もうすぐ色変わるのかな?」と
図鑑内の成長段階と見比べ、次の姿への変化を楽しみにする姿が見られました!
蛹になると蝶になるために力を充電する時期になります。
子どもたちは「動かなくなっちゃったね。」「もしかして寝てるのかな?」と
心配している様子でした。
翌日・・・
登園すると蛹の抜け殻と蝶になったみくちゃんを発見!!
「すごーい!」「綺麗な模様」と蝶になった瞬間を喜び合いました!
「みくちゃんお部屋が狭そうだよね」と子どもたちの聞こえてきました。
そこで子どもたちとテラスに行き、みくちゃんをお外に放ちました!!
「頑張れ!みくちゃんなら飛べるよ!」
「お外のほうが広いよ!」と応援する声が聞こえてきました!
「やったー!!!」「また遊びにきてね!」
子どもたちと感動の瞬間を味わいました。
★子どもたちの育ちや学び★
初めの頃は、「触りたくない」と生き物に対して消極的な子どもたちもいましたが、
毎日葉っぱをあげたり、ウンチを交換したりお世話をする中で興味を持ち、
「怖かったけど触ったらふわふわしてた!」と子どもたちの中で親しみへと変わり、
愛情を持ってお世話する姿が見られました。
短期間の間で様々な色や形に変化するアゲハの幼虫の姿を見て、子どもたちも
次はどんな姿に変身するのかな?と自ら図鑑で調べたり、子どもたちが自然と
生き物の生態について学ぶ姿が見られました。
★保育者の思い★
毎日、アゲハの幼虫をお世話する中で生き物について興味を持ち、親しみを持って
かかわる姿が見られました。日を重ねるごとに命の尊さを感じ、虫嫌いだった子も
自ら虫カゴの掃除や葉っぱの取り換えなどを行い、責任感を持って最後まで育てる姿が
見られました。
アゲハのお世話を通して、自然の面白さ・不思議さ、更には自然の仕組や命の大切さを
五感で感じ、子どもたちの心の”きらめき”のきっかけになれるお手伝いが
できたらいいなと思っています。